人として生きていくということは、常に誰かに助けられていることとも言えます。
人とコミュニケーションを取る上で、大切なことは何でしょうか。もちろん、相手を思いやることはとても大切ですよね。
そしてその根底にあるもの。
それは、「自分に自信を持ち、自分を愛すること」だと私は思っています。
残念ながら私は子供の頃はとても暗く、真面目すぎる人間でした。
でも不器用ながら少しずつ経験を積み重ねていくことで自分に自信が付き、自分を愛することで人から愛される人間へと変わることができました。
「人は変わることができる。」私は今それを心から実感していますし、人生の中で今が1番楽しいと感じています。どのようにして私は変わっていくことができたのかー。
その過程を紹介させてくださいね。
とにかく真面目過ぎた昔の私
元々、私は子供の頃から真面目すぎる人間でした。長女として産まれたこともあって、何でも自分でこなすのが当たり前で「誰かに頼る」とか「やってもらう」等の意識はなかった、そんな子供でした。
厳しめの家庭だったこともあり、それが普通だと思いつつ過ごしていたのです。そもそも自分のことが好きだなんて感情は皆無だったと記憶しています。
だからこそ、自分を大切にすることができていなかったですね。それは恋愛にも反映していました。やっぱり長続きしないんです。
仲が良いと思っていた女友達も、いつの間にか自分から離れていっていたり‥。でも、別にそれもどうでもいいと思ってしまうような。そんな状態でした。
私の考え方がとにかくマイナスだったことで、ハタチくらいの年齢の頃には鬱気味になっていましたね。
基本的に暗い人間だったので、仕事面でも同じ所で続かなかったり、職場で嫌なことがあればすぐに辞めてしまったり‥。
色々と失敗だらけの生き方をしてしまっていました。自分でもあまり思い出したくない暗黒時代ですね。
私を変えていってくれた人や経験との出会い
そんな中、今の旦那と職場で出会ったんです。いわゆるオフィスラブというものですかね。
彼はすごく真面目で、私をとことん大切に扱ってくれる‥そんなありがたい存在でした。外見じゃなくて、中身を重視する恋愛が、その時初めてできたと思っています。
めでたく彼と結婚して、子供ができました。最初の頃はまだ社交的とは言えない人間だったんですけど、子供が小学校に入る前に加入する、「親子クラブ」というコミュニティの中で私が役員をすることになったんです。
しかも、いきなり会長を引き受けてしまって(誰もやりたがらなかったので‥)。すべてが初めてで不安だらけでしたが、旦那が「何事も自分の経験になるからやってみなよ」と、私の背中を押してくれました。
それで、私も何も分からないまま会長職をこなすことに。会長会という、1ヶ月に1回ふれあいセンターに会長が集まる会があります。
その中で代表を決めるんですが、それで市の代表理事としても1年活動しました。生後半年で乳飲み子だった下の娘を連れての活動でしたからとにかく大変でしたが、確実に自分の自信へと繫がっていった事を覚えています。
途中人間関係で悩むこともありましたが、旦那には「相手にどう思われとるかなんて、どうでもいい事」「電話では言いたいことの半分しか伝わらない。メールだとその半分。期待すること自体が間違っとる」「あんたの悩みを地球規模で考えてみろ」などいつも言われていました。
清々しいほどの考え方ができる旦那に、これまでたくさん救われてきたのも事実です。
親子クラブでは何年か後にまた会長をさせてもらいましたが、その時には2度目ということもあって楽しく業務をこなすことができました（理事は一度したので、しなくて大丈夫でした）。
そしてこの次には、娘が小学校になってからのPTA役員をすることになります。普通の役員活動は既に終わっていたのですが、今度はPTAの副会長として、2年任期で役員を引き受けることになりました。
この時も、しっかりと旦那と相談して決めました。まだ子供が小さかったので、夜にある会議の時には子守をしてもらう必要もありましたからね。
今回は夜の会議が月に2回、レジュメの作成、さらに印刷業務とやはり忙しかったです。学校の校長先生や教頭先生なども交えての会議でしたが、少しずつ発言力なども付いていきました。
役員をしたことで知り合いがとても増えましたし、本当の友達にも出会うことができました。
今でも町内会で役員を引き受けたりしていますが、とても楽しく活動させてもらっています。役員ってやっぱり嫌がる人がとても多いんですが、「人生経験になるからおすすめだよ！」と周りにはいつも話しています。
さらに、10年ほど前からウェブライターの仕事をさせていただいているのですが、こちらも私に大きな自信を与えてくれていますね。失敗などももちろんありますが、なるべく前向きに向き合うように努力しています。
自分が前向きになったことで、人から愛される存在になれた
旦那から良いインスピレーションをもらったり、役員活動をすることで自分に少しずつ自信を付けることができました。そして、書くという仕事も「自分を好きにさせてくれている」要因でもあります。
昔は誰に対しても機械的な付き合いしかしてこなかった私ですが、今はビジネスパートナーの方とも心の通うやり取りをさせていただいています。
もちろん仕事の修正や、役員をしていてもうまくいかないこと、ストレスが溜まることもあります。でも自分の心に余裕があるというだけで、全てなんとか乗り越えられるんじゃないかと思っています。
そして、問題を乗り越えることができれば、私はまた強くなり、自分を愛することができる。これは本当にありがたいことですね。
もちろん、周りの方々に頼ることも大事なことです。今では「助けて」や「教えて」「一緒にして」がちゃんと言えるようになったので、それでまた人との繋がりが生まれるようになりました。
そうすることで、私も誰かに頼ってもらえる。ありがたいことですね。
あるサイトで愚痴聞きのサービスもしているのですが、そこでは「まるさんと会えて本当に良かった！」と言ってもらえることが多く、私自身もとても癒やされています。
「全ては自分の考え方次第で、自分の人生は180度変わる」。本当にそうなのです。私が人と会話するときに気を付けていることは、「なるべく相手の名前を使って話すこと」「できるならあだ名で呼ぶようにすること(もしくは名字よりも下の名前)」です。
自分の名前を人から呼んでもらうって、なんだかすごくワクワクしませんか。その気持ちはお相手も同じなんですよね。せっかく名前を知っているのだから、名前を呼びあってお話したいですよね。
そしてあだ名や下の名前を呼んで話すと、本当にすぐ仲良くなれちゃいます。最初から名字とかで呼んでいると途中で変えるときに違和感を覚えてしまうので、なるべく最初の段階でそうしておくことがポイントですよ。
基本的に、「自分にしてほしいことを相手にする」と考えておけば、人間関係での失敗はかなり避けられるのではないかと思っています。
全ては自分の経験になる、小さな成功体験を積み重ねていこう
私の体験談を読んでいただき、本当にありがとうございます。私はこのようにして自分の考え方を変えていくことができました。
「今なんとなく毎日が面白くない」とか「自分を少しでも変えてみたい」と考えている場合には、自分を向上させてくれる何かに挑戦することができるかもしれません。
最初は何でも怖いし、新しい環境に自分を置くことって不安が伴いますよね。人間は、新しく何かを始める場合に「怖い」と思うようになっています。
その気持ちを乗り越えて、一歩を踏み出すことがあなたの新しいステージの始まりとなってくれるでしょう。
もちろん私自身、人間としてまだまだ未熟ですから、日々勉強させてもらうイメージで毎日を過ごしています。
今でも失敗をしてしまうこともありますが、失敗から学ぶこともたくさんあると考えています。これからも自分に自信を持ち、愛してあげることで周りからも愛される女性をさらに目指していきたいです。
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